続・「北国の春」の歌詞の秘密(完結編)
こんばんは。
かなり時間が経ってしまいましたが、以前に書いた北国の春の歌詞の秘密を少し掘り下げて紹介します。ずいぶん前に、いでさんの講演で聞いて知った事を書きます。
まず、以前のおさらいとして、ここでいう北国とは歌手の千昌夫さんの故郷・岩手県ではなく、作詞家のいではくさんの故郷である長野県なのです。
経緯として、いでさんは当時、岩手県に行ったことがなかったそうです。でも自分の故郷である長野県と岩手県は同じような気候ではないかと想像し、詩を作ったそうなんです。
一番の歌詞にある「白樺 青空 南風」ですが、これもいでさんの実体験から来ているそうです。故郷の春を思い浮かべた時に、一番イメージが強かったのが南風だったそうです。そして次にイメージしたのが青空。つまり、この部分は思いついた順番が逆なんです。
こんな感じで、歌詞は長野県の春を作者が実体験をもとにイメージして作られているのです。
そして一番述べたかったのは、三番の歌詞「兄貴も親父似で無口な二人が酒でも飲んでいるだろうか」の部分だそうです。
長野県出身者では家を継ぐ長男以外の多くは故郷を離れ、都会へ出て行くそうです。いでさんが歌詞を作った時にすでに親父さんは亡くなっていて、歌手の千さんの親父さんも亡くなっているという共通点があったそうです。いでさんはそれならきっと千さんも通じるところがあるのではないか、という事だったそうです。
ちなみに、二番の歌詞で「好きだと~あの子はどうしてる」も、いでさんの実体験なのかと訊ねた所、ご想像にお任せしますとの事でした。
このほか、千さんはこの「北国の春」という歌にかなり想いが強かったという話も聞きました。曲ができてすぐに大ヒットしたのではなく、しばらくしてからヒットしました。そういった経緯なども聞きましたが、それは内緒にしておきます。
一つの曲にも様々な想いがある、ということを感じさせられました。こうしたお話をこれからも機会があれば聞きたいものです。
今日はこれでおしまい。お疲れ様でした。
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