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2013年6月 2日 (日)

北陸新幹線の列車愛称募集

 こんばんは。

 ご無沙汰でした。いよいよ開業がせまってきた北陸新幹線ですが、現在、JR東日本と西日本が列車の愛称を募集しています。何になるのかはまだ分かりませんが、最近の傾向から私の個人的な考察を発表しましょう。

 

1.JR各社は伝統愛称を付けたい

 いわゆる国鉄時代に使用されていた愛称です。現在、旅客鉄道は6社に分かれているため、当時の愛称を使うには各社の了承が必要です。しかし強く反対する理由もないため、例外(後述する6の項目を参照)を除いて基本的に早い者勝ちのような所があります。

 九州が〔つばめ〕〔さくら〕〔かもめ〕〔みずほ〕のように伝統愛称をどんどん付けてしまい、ほかの旅客会社は内心悔しい思いをしていたと思われます。そこで東日本は慌てて新青森延伸時に〔はやぶさ〕を確保したようです。

 現在、使用されていない伝統愛称をいくつか挙げてみます。

――はくつる、ゆうづる、ひばり、彗星、銀河、すばる、はと、明星、やまばと

 

2.沿線地域に関係がある

 当然のことながら、北陸・信越に関係のあるもの、信越本線や北陸本線の列車として使用されていた愛称は有力です。

――アルプス、天の川、白山、あさしお、そよかぜ、しらゆき、涼風、さちかぜ、ゆきぐに

 

3.地名関連は可能性が低い

 現在の新幹線の愛称で、地名関連が入っているものは〔なすの〕(+広義に解釈して〔あさま〕〔たにがわ〕)くらいです。〔とき〕や〔こまち〕は地域色が強いですが、地名ではありませんしね。

 やはり沿線が広いと、列車名に地域名を入れるとゴタゴタします。特に今回は関連する沿線自治体が多いので、可能性が低いのではないかと思うわけです。

 

4.おそらく人気第一位は〔白山〕だけど……

 最多得票を得るのは、おそらく〔白山〕ではないかと思っています。かつて信越・北陸本線を走っていた列車の伝統愛称です。ただ、前述したように〔白山〕だと長野や新潟が反発する可能性があります。また、漢字名の新幹線名称は現在ありません。ひらがなとして〔はくさん〕という表記も新幹線名称としてどうかと。個人的には可能性が低いのではないでしょうか。

 また〔能登〕も地域名です。こちらも得票数は高いでしょう。ただ、少し前まで運行されていた急行〔能登〕は休止扱い(最後の運行が臨時列車だったため)になっているので、採用されるとややこしい事態になります。それがマイナス要因になるので〔能登〕も可能性が低いのではないでしょうか。

 この〔能登〕と同様の状況になっている愛称として〔そよかぜ〕があるのですが、こちらは休止になってからかなり時間が経つ(リバイバル列車として運行されたことはありますが)ので可能性はあります。

 〔富士〕も使用されていない伝統愛称なのですが、沿線から離れているのでどうなのかなと思っています。

 

5.全く新しい愛称になる可能性も

 かつて使用されたことのない愛称が採用されたことがあります。それが〔はやて〕です。スピード感を重視し、全く新しいイメージの列車名として名付けられました。しかもこの愛称は得票数がベスト10以下だったことも注目すべき点です。

 なお、この時の得票数第1位は〔はつかり〕でした(このブログの該当過去記事をご覧ください)。

 ……つまりぶっちゃけ、JR上層部の意向で愛称はどうとでもなるってことなんですけどね(それが次の項目そのものですけど)。

 ちなみに在来線の列車名に関しては、伝統愛称以外の場合が多いです。ですから大穴として、完全新作の愛称になる可能性もゼロではないです。ただし、以下のように奇をてらったものや権利が絡むものはNGです。

――ホタルイカ・シラエビ・蜃気楼・チューリップ・りんご・こしひかり・湯ノ鷺(そのほか、アニメ作品『花咲くいろは』や『ゆるゆり』関連のものなど)

 

6.JRの意向が最優先

 なにはともあれ、最終決定者は当然ながらJRです。5で書いたように、どんなに得票数が多くてもJRの意向に合わない愛称は採用されません。これはどの列車愛称の募集要項にも必ず記載されています。

 意向というのはネーミングのイメージであったり沿線自治体への配慮だったり色々です。それらについてはいくつか前述してきました。それ以外で力が働くとすれば、愛称への思い入れです。その一例が〔はつかり〕です。

 ただし、この項目の以下の文章は私の個人的推測だということをご承知おきください。

 〔はつかり〕は東北本線系の伝統愛称のひとつで、一番最後に使用されていたのが函館・青森~盛岡の特急列車です。これは東北新幹線が八戸へ延伸した時に廃止となり、八戸~函館の特急列車の愛称は〔白鳥〕となりました。

 JR北海道は〔はつかり〕にかなり思い入れがあるにもかかわらず、なぜ〔白鳥〕を選択したのか? それはきたるべき北海道新幹線愛称のため、温存しているのではないかと思われるのです。それに当時の〔白鳥〕は愛称が使用されなくなった直後だったので、前述したように伝統愛称を確保したいという観点からもこちらを採用したという面もあるはずです。

 それを考えると、北陸新幹線では採用されないと思います。  

 

7.似たような愛称はマイナス

 現存する愛称と似ている列車名は敬遠される傾向にあります。かつて〔あさひ〕と〔あさま〕が似ていて乗り間違うということで、〔あさひ〕が〔とき〕に変更されました(これは新潟地域の意向もあったのですが)。

 いくら伝統愛称だったりいいイメージの愛称であっても、紛らわしい愛称は採用されにくいです。特に近接路線で使用されている場合は可能性が低くなります。例を挙げてみます。

【未使用愛称・使用愛称】

――あさしお・あさま、みのり・リゾートみのり、やまばと・やまびこ、はくつる・はくたか

 ※ただし〔はくつる〕および〔はくたか〕は、現行特急の〔はくたか〕がもし廃止になった場合、どちらかが採用される可能性があります。

 

8.長い愛称は敬遠される

 長い愛称は指定席発券時や駅の案内・行き先表示器などに表記が面倒なので、敬遠される傾向にあります。臨時列車や運行本数の少ない列車ならともかく、新幹線には採用されにくいでしょう。一応、募集要項では20文字以内となっていますけどね。

 

 ほかにも色々と検討する要素はありますが、主なものは以上のような感じです。では得票数の多い愛称と採用される愛称の予想をしてみましょう。

【得票が多いと思われる愛称】

 白山・能登・北陸・きたぐに・はくたか・そよかぜ・アルプス

【採用されると思われる愛称】

 ひばり・しらゆき・さちかぜ・彗星・そよかぜ

【本文中で挙げていない愛称で、可能性のあるもの】

 いそかぜ・かもしか・こがね・日本海・しらなみ

 

 

 ちなみに鉄道に関する私の推測は、意外に当たるんですよね。このブログの過去の該当記事を読み返してみて、はじめて私も気付いたんですけど……。東北縦貫線のヤツ(特に廃止になる寝台列車関連のこと)とか〔はやぶさ〕の愛称のヤツとか。

 まぁ、ハズレているのもありますけど、予知能力はないので全ては当てられませんっ♪

 今日はこれでおしまい。お疲れ様でした。

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