コネタマ・駅弁の隠し味は……
こんばんは。
私は旅行が好きなので、全国各地へ観光に行っています。駅弁もいろいろと食べていますが、今回は駅弁にもなっているご当地グルメを一つ、ご紹介しましょう。
それは『さんまずし』です。
紀伊半島のご当地グルメですね。旬の季節は冬です。一般的にサンマは秋の味覚ですが、さんまずしに使うサンマは冬なんですね。
北海道や東北で漁をしたサンマは脂がのっています。だから焼いて食べるのに向いています。でもさんまずしに使うサンマは紀伊半島まで南下してきたモノを使うのです。適度に脂が落ちているからこそ、さんまずしに向いているわけですね。流通が発展していなかった時代の産物とも言えるかもしれません。
紀伊といえば、鯨、梅、みかん、紀州備長炭などの名産品が多くありますが、このさんまずしも忘れてはいけないのです。
以前、熊野古道の関係で南紀に行きましたが、その時に食べたさんまずしの味が忘れられません。作っていた鮨職人さんもいい人でした。
さんまずしは駅弁としても新宮駅などで販売していました。価格もお手ごろで、嬉しいですね。今も売っているのでしょうかねぇ? 年始に新宿の京王百貨店で開催されている駅弁大会にも輸送駅弁として来ていたのですが、最近は見ないんですよ。
駅弁屋さんも経営が厳しくて撤退する所が珍しくありません。また後継者不足の関係で撤退というケースもあるようです。常磐名物のうにめしとか、三角線で売っていた鯛の姿寿司など、名物と呼ばれていた駅弁でさえなくなってしまうのです。
毎年、駅弁の日には新作駅弁が多数発売されますが、同時に消えていく駅弁もあります。その中で何十年も同じ味を守り続け、販売を続ける老舗の駅弁屋さんには頑張ってほしいです。
よく『車窓は駅弁の隠し味』といいますが、それだけじゃありません。これは駅弁に限った事ではありませんが、『思い出』も隠し味なのです。
懐かしい味が記憶の引き出しを開け、過去へと旅立たせてくれる。そういう意味でも駅弁は旅に欠かせない、重要なアイテムなのです。
――この文章を書いていたら、いろいろと過去の旅先での事を思い出してしまいました。大型連休にどこかへ旅をしたくなってしまいました。
駅弁にまつわるエピソードはたくさんありますが、今日はこんな所でおしまいです。また機会があればご紹介します。
お疲れ様でした。
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