上達するには日々鍛錬
こんばんは。
春に締め切りのあった賞への応募小説が終了し、すでに四月の頭から長編作品の執筆を開始しています。
やっとその作品の初稿が上がり、推敲を進めています。もっとも、私の書き方はちょっと特殊なため、初稿といってもとても他人に見せられるような状態ではないのですけどね。
第二稿が仕上がってやっと他人に見せられるかなぁという感じになります。いつもこの初稿から第二稿が仕上がるまでに時間がかかります。そして第三稿以降は苦痛に変化します。そこからが勝負どころです。
常に新しい書き方のスタイルや手法を試しながら、そして話を試行錯誤しながら書いていますが、どうしても執筆のスピードだけは(劇的には)上がりません。
それでも方向性や物語の構成、展開、面白さ、どんなものを書けばいいのかなどは雰囲気的に感じられるようになってきたような気がします。
もの書きはストーリーを言葉で表現しなければならないですが、創作の途中では言葉で表現できない『感覚』が大切になる場合があります。雰囲気で感じ取り、それをもの書きさんが言葉に変換して伝えるというケースもあるのではないでしょうか。
そのために必要な事はなんでしょうか。それは自分で気がつかなければなりません。私もいろいろな「小説の書き方の本」なるものを読んだ事がありますが、それはどこにも書いてありませんでした。でも作家の方はそれが何かを知っている(あるいは無意識に理解している)と思います。
ハウツー本は、あくまで書き方の参考書であって、その先は個人の鍛錬が必要です。そのためには本を読んで、そこからいろいろと盗むのが早道です。これに関しては先日もブログに書きました。
一つの作品、例えば文庫本一冊から得られるものは大きいです。数百円では安すぎると思います。そう考えると作家さんは貧乏暇なしですよね。
ただ『本からどんなものを盗めばいいのか』を理解するという段階に至るようになるためには、天才でない限りは積み重ねしかありません。
やっぱり小説は読むのも書くのも奥が深いって事です。自分の未熟さをあらためて感じています。日々鍛錬、これしかないですね。
今日はこれでおしまい。お疲れ様でした。
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