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2006年2月26日 (日)

それぞれの道

三つ目の話。

私は趣味の一つが将棋なんです。日本の将棋っていろいろな駒がありますよね。王将、金将、銀将、飛車、角行、桂馬、香車、歩兵。

それぞれの動きに特徴があります。これって人間そのものに似ていませんか?

金将みたいにオールマイティな参謀。銀将のように縁の下の力持ち。飛車のように豪快で勢いがある。角行のようにちょっとクセがあるけど思わぬ所で力を発揮する。桂馬のように特異な動きをする変わり者。香車のように真っ直ぐだけど引き返せない。歩兵のように地道だけどなくてはならない。そしてなんでもできる反面、いざという時に何も出来ない王将。

これはあくまで例えの一例に過ぎません。私ですら一つの駒の説明がもっとしたいくらいですから。

でもこれらの駒が全てあるからこそ面白いんです。どの駒はああだから駄目、って事はないんです。全部必要なんです。そういう意味では将棋のプロが素人相手に駒落ちして勝ってしまうというのはすごいですね。それでもプロ同士で対戦する場合、例え歩兵が一枚ないだけでかなりの不利になります。

将棋は全ての駒が影響しあいます。一つの駒の一つの動きで戦況は一変します。

プロと素人はここで差が出るわけです。

プロは駒の特性を知り尽くし、その力を100%引き出しています。素人は駒の力を生かしきれていません。これでは勝てる訳がありません。

適材適所。いい言葉ですよね。プロはまさにこれが出来ているわけです。

それぞれにはそれぞれの長所と短所があります。例え敵の王将の真横に自分の角行があっても勝てませんよね(角は斜めにしか進めないからです)。でも全く無意味とも限らない。次の一手への布石、あるいは捨て駒になる事によって勝つ事が出来ます。

万が一、駒を取られて自分が負けたとしても、角行そのものには意味がなかったわけじゃない。相手に有利に進ませたり、こちらの戦力を削ったりと「敵味方に関係なく、駒そのものとしては役に立っている」んです。

つまり、意味のない駒は存在しないわけです。三つ目の話は終わり。

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